2020年08月27日

【インタビュー】将棋Vtuberキナコさんに聞いてみた

――今日はキナコさんにおこしいただきました――――
キナコさんは新進気鋭の将棋Vtuberで将棋が非常に強く、
また、村中秀史七段が女体化したかのような丁寧な解説で今後
伸びるであろう期待のVtuberです!

kinako.png

――電竜戦の第一印象は?−−

 将棋AIの新たな歴史の1ペ―ジができることに、視聴者としてワクワクしています!

――キナコさんと将棋AIのかかわりは?−−

 この局面でどう指すべきか、従来は研究会で強い人に聞いたり、先生に聞いたりしないとわからなかったのですが、お家で、教えてもらえるようになりました!
 私にとってはなくてはならない存在です。

――キナコさんも将棋AIを使って研究しているのですか?−−

 将棋ウォ―ズで指した棋譜をShogiGUIにセットして解析させています。解析の時は、将棋AIは思考時間を二倍にするごとに一段ぐらい強い人の指し手になるらしいので、寝る前に棋譜解析をセットしています。この方法は、水匠の作者であるたややんさんにも褒めていただきました。

――人間を超えてAIが強くなり続けてますが、真似できないかもしれないですが
AIにはさらに強くなってほしいですか?−−


 将棋AIが強くなるということはその指し手が将棋の神様により近づくということですから、それでどんな指し手が現れるのか、その棋譜を見てみたいという思いはあります。一方で、そんな指し手を自分が理解できるのかな?という不安もあります。

――電竜戦ではどういうソフトが出てきてほしいですか――

 一番はやねうら王!WCSO1優勝ソフトである水匠とどちらが強いか対決して欲しいと思っていたのですが……(今回、水匠は出場せず、その作者であるたややんさんは、完全フルスクラッチの「すいしょう」として出場して、きふらべ打倒に燃えるとのこと)

 あとは保木先生のところのAobaZero。BonanzaとYSSが合体したということで楽しみですし、dlshogiも楽しみ。あとtanuki-さんとかも最近stockfish-NNUEでしたか、あれの関連でツイッタ―も拝見しております。そしてまだ見たことのない新人のソフトがいきなり
これらの強豪を倒す、という展開も見てみたいですね!!
 出るかどうかわからないですが、ぷよぷよのAIを開発をしているよみ太さんとか個性的な方が出てきて欲しいです。あとkoronさん、すごい若い方が開発されていると聞いたので楽しみです。
 きふわらべとすいしょうの異次元の対決も楽しみ、電竜戦は見どころ満載ですね!!

――――――――――――――――――――――――

電竜戦で強いAIが現れればキナコさんの解説動画にもさらに磨きがかかりそうですね。
次回からは開発者の方にもインタビュ―をしていろいろ聞いていきたいと思っています。
お楽しみに!
 
posted by カツ丼将棋 at 23:58| Comment(0) | インタビュー

2020年08月16日

電竜戦の立ち上げの経緯

denryu_banner.jpg

こんにちは。
電竜戦をどうして立ち上げようと思ったか、いくつかの要因がありますので箇条書きにすると、
 ●電王トーナメントがなくなって大会が年1回しかなくなった。
 ●将棋AIの発展のためには半年ごとに大会がを開くというのが一つの方法だと考えた。
 ●コロナ渦で中止になったWCSCの代わりのオンライン大会、好評であった。
  ⇒参加者も手軽、運営も手軽
 ●選手権はオフラインで開発者が集まることを重視している、一方で交通費・宿泊費とか大変。
  これで秋もみんなで集まろうぜ、というのは無理であろう。

こうしたことから、「春はオフライン、秋はオンライン」とすると自分の中でパズルのピースがはまった感じがした。ところがコンピュータ将棋協会は理事が高齢化し、本業もお忙しいということで「君がやるんならどうぞご自由に」ということだったので、勢い余って手を挙げて今に至る。。。

あと対局サーバさえ調達できれば、マッチメイクや順位の管理をするツールはエクセルでちょろちょろつるくのは得意技なので gana be OK 何とかなるさ、とも思いました。

それと、現状の選手権の中継サイトは読み筋をサーバに送れないという重大な使用のため、中継サイトの棋譜を見てもどっちが勝っているかわからない(これについては別に取り上げるが、すでにkoronさんのブログが詳しい)



右も左もわからない中、勢いでイキって手を挙げた電竜戦であるが、うさぴょんの池さん、白ビールの芝先生の協力もあり、なんとか形になってきました。さらに予行演習に積極的に参加していろんな意見やアイディアを出してくれるメンバーのみなさんのおかげで日増しに電竜戦システムは進化してきました。

サーバー周りや中継サイト周りのことはまた次回。

posted by カツ丼将棋 at 21:50| Comment(0) | 電竜戦

2020年08月09日

ようこそ電竜戦へ

denryu_banner.jpg
こんにちは。

こちらは世界コンピュータ将棋オンライン電竜戦の情報発信用のブログです。
こちらのブログでは電竜戦のあらましや準備日記、開発者たちのインタビューなどの
情報発信をしていきますのでよろしくお願いします。

電竜戦は、一言で言いますと秋に行う将棋AIの世界大会です。

どういう想いや経緯で開催立ち上げを決めたかは次回です。

タグ:将棋 ai 電竜戦
posted by カツ丼将棋 at 00:32| Comment(0) | 電竜戦